今日は3月に使う食材の
お話です。
先日、大阪府茨木市の千提寺
というところで
江戸時代から続く伝統農法を
忠実に継承しながら
「三島独活」という
「なにわの伝統野菜」
軟白栽培の独活を作っておられる
中井さんご夫婦を訪ねてきました。
全日本食学会で生産者賞を
受賞したり
と料理人の中でも噂の生産者さんで
あります。
私も吹田市の出身ですが
大阪市中心部から40分位車で
走ったところに
こういった自然溢れる所があって
こういった野菜を作ってる方が
おられるんですね~
光が遮られた独活小屋の中には
雑草を干した「干し草」、と
「稲わら」が交互に
なんと七層も積み重ねられています。
そしてその上にはまるでお布団のように
稲わらで編んだ「むしろ」
が敷かれており
布団の中で目覚めを待っているよう。
栽培には「温度」がとても大事らしく
通常独活栽培で使われるホルモン剤などは
一切使わず、
発酵熱のみで土を温め、毎日温度調節を
するみたいです。
温度調節といっても、機械で管理してるわけでは
ありませんよ。
丸めた藁の束を上に置いているのですが
それをどかしたり、のせたりとかもちろん
とてもアナログです
手間のかかる子です(笑)
その「むろ」の藁をそっとめくり
ライトの光を当てると、
土から力強く藁を押し上げるように
真っすぐに伸びた「三島独活」は
本当にきれいで神々しい美しさでした。
その場で頂いて生で食べた
「三島独活」のお味は、、
「梨?」
そんな独活食べたことありますか?
「春の香りがする梨。」
これは料理人が使いたくなる素材です。
実際お家に上がらせてもらって
作業を手伝わせて
もらってると、超有名店の注文が
バンバン入ってます(*‘∀‘)
中井さんご夫婦の独活に対する熱量や
変態的な栽培方法を細かく書くと
とても長くなりますのでこの辺で(^^)
気になる方は調べて見てくださいね~
とても短い期間3月いっぱい
あるかないかですが
カミノザでも扱わせて
もらいたいと思っています
「独りじゃ活きられへん」
と書いて「独活」
なんだか僕たち人間も同じだなぁ。
ではまた!
「千提寺farm.」
大阪府茨木市大字千提寺380番地
「WEB予約」
https://yoyaku.toreta.in/kaminoza/#/
[農人橋カミノザ]
〒540-0011
大阪市中央区農人橋3-1-25
TEL(06)6942-7190